BLOG
ブログ
- TOP
- BLOG
2021/05/26 22:32
生産地:フランス,ローヌ,ローヌ北部
ローヌ北部のコンドリューの少し南、ローヌ渓谷のピラ地方、ToucheBoeufと呼ばれる小さな集落のワイナリー。
葡萄畑や果樹園を一望できる丘に自宅兼ドメーヌがあり、広い敷地内には来客数のゲストハウスや釣りも出来る池、
山羊が放し飼いになっていて穏やかな時間が流れています。
祖父から引き継いだ自宅の地下に醸造所を構え、
庭にはジュピターを熟成しているアンフォラが埋まり人気のキュヴェがリリースを待ちます。
シモンは幼い頃からブドウ園で過ごし、ワインを愛する祖父と一緒に味覚を鍛えました。
料理人として食の知識を学び、ラテンアメリカで様々な文化に触れ経験を積み、コンドリューの名門ワイナリーAndré Perretで修業。
2017年にハモー・トゥッシュブフをスタート。
自宅から10分程の丘陵地に5ヘクタールのヴィオニエやガメイ、マルサンヌなどの畑があり羊が放牧されています。
南向きの畑は農薬や除草剤、化学肥料を一切使用しない自然農法で栽培。
冬になると葡萄の根本に刈り上げた羊毛を敷き寒さを防いでいます。
隣接する土地には紀元前に彫られた太陽神の信仰のシンボルがいまだに点在し、
農地利用が無かった豊かな土地を証明しています。
丘陵地の畑から車を走らせ約15分、そこから徒歩で険しい砂利の山道を歩くこと更に20分、
急斜面に0.5ヘクタールのコンドリューの畑があります。
想像以上に険しい斜面の畑は、除草剤、化学肥料、有機肥料も一切使用しない自然農法で栽培。
機械が入れない斜面なので、全ての工程を手作業で行っています。
全ての醸造をシモン一人で行い、テロワールを重視し、濾過や清澄も一切行いません。
自然酵母で出来るだけ手を加えない醸造を心がけ、基本的には酸化防止剤も不使用。
アペラシオンに固執せず新しい品種の可能性を追求し、納得のいくブレンドを選択しています
地下の醸造所には澄んだ井戸水を引き、温度と湿度を自然調整しています。
2021年からパリの3つ星レストランArpegeでランクリュームがオンリストされた期待の若手醸造家です。